沖縄の聖地!神の島と呼ばれる”久高島”の魅力


久高島は沖縄本島東南部・南城市にある安座間港から定期船で20分~30分の距離にある。

琉球開闢の祖であるアマミキヨが久高島に降り立ち、ここから国づくりを始めたといわれ、現在でも沖縄の人々にとって神の島と崇められ、「イザイホー」と呼ばれる神行事が行われていた神聖な島です。

「誰のもの」でもない久高島の神聖な場所


久高島には御嶽(うたき)や拝み所(うがんしょ)などの聖地が久高島全体に点在しています。それぞれが大切な聖地になっていて、中には立ち入り禁止の場所もあります。代表的な久高島の聖地を紹介していきます。

▶フボー(クボー)御嶽

沖縄の七御嶽のひとつであるフボー御嶽は県内でも最高の霊地として大切に守られている御嶽です。

ヨーカビー(お祓い)などの神事以外は立ち入り禁止になっています。


▶カベール岬

琉球神話では祖神(アマミキヨ)が初めて降り立ったといわれる神聖な場所。

旧暦の2月にはヒータチといわれる豊漁祈願をするときに、神女たちは白装束を着て集落からフボー御嶽を通り、

カベールに向かい、神歌(ティルル)を歌い、豊漁であるようにと祈りをささげます。


▶イシキ浜

イシキ浜はニライカナイに面する浜として、現在でも祭祀の場所として健康祈願(ウプヌシガナシー)などの

時にはイシキ浜から祈りをささげるとても重要な場所です。


▶久高殿(ウドゥンミャー)


百名白樽(シラタル)とその娘の多留加那(タルガナー)が天神地祇を祭り、島の繁栄を祈った場所とされ、イザイホーの舞台となった場所でもあります。

久高殿の後ろにある森は聖域になっているため、一切の立ち入りは禁止となっています。


▶ヤグルガー(ヤグル川)

五穀神話に壺を拾うために禊をする井戸として登場したり、生活用水のために汲みにいったりしていた場所。

現在でも神女達が禊に使っているとても神聖な場所です。


久高島にあるビーチ


久高島のビーチはすべてが人の手の加えられていない、天然ビーチになります。

それぞれのビーチに神聖な意味があったり、遊泳禁止のビーチや石や砂など持ち帰ってはいけないという決まりなどがあります。

▶メーギ浜(遊泳可能)


漁港の横から広がる、透明感抜群のきれいなビーチです。

キャンプ場が裏手にあり、シャワーやトイレなどの施設も近くにあります。

メーギ浜ではパラソルや浮き輪などのレンタルも行っています。

▶シマーシ浜

イシキ浜から少し進むと森の中に細い道が現れます。その道を進むとあるのがこのシマーシ浜になります。

遠浅の浜で岩が多いので遊泳には不向きです。

▶ピザ浜

リーフエッジに囲まれた遠浅の浜辺になります。

引き潮の時は歩いて散策したり、引き潮でないときはシュノーケルに最適です。

※整備されている浜辺ではないので細心の注意を払って遊んでくださいね。


久高島観光の際の注意点

①立入禁止の場所には絶対に入らない

神の島として大切にされている久高島では立ち入り禁止の神聖な場所が点在しています。訪れる際はよく確認してください。

 

②島の移動時は肌の露出は避ける

集落内では一般常識として水着だけで歩くようなことは控えてください。

 

③島の石などは持って帰らない

島にある石や植物はむやみに持って帰らない。その島でそのままの形であることが一番大切です。

 

④水分はこまめに補給する

久高島では台風(強風)対策のため島を囲むように木々を植えていますので、沖縄本島に比べて風が少ないです。そのため暑くなりやすいので熱中症対策のため水分はこまめに補給してください。

 

⑤BBQのゴミは必ず持ち帰る

久高島ではキャンプ場の一角でBBQの利用が可能です。

ただし、ごみは必ず持って帰ってください。BBQOceansをご利用のお客様は当ショップが責任をもって処分いたしますので安座間港までお持ち帰りください。



MAPで久高島の位置を確認


久高島のちょっとその前に

2016年7月時点で周辺徒歩圏内に食材やドリンク、またサンダル等を販売している大きいスーパーはございません。

但し、安座間港内内売店にて、サンダルやドリンクの販売は御座います。品揃えは多くありませんので、こだわりのある方はスーパーなどで購入されることをオススメ致します。

 

2km(車で5分)の場所にAコープがあり、お酒・アメニティ等数多く取り揃えてあります。またオリオンビール

他、沖縄限定ポテトチップスやアイスクリーム等、普段目にすることがあまりない商品も多数置いてありますので一緒に購入し持参してみてはどうでしょうか♪